小寒。寒中お見舞い申し上げます。 (2007年1月6日小寒)


小寒(しょうかん)です。
寒の入りです。
小寒から、立春の前日までが、いわゆる「寒中」だそうです。


「寒中」と言えば「寒中見舞い」というわけで、
前年末に喪中葉書を頂いた場合に、寒中見舞いを出す季節です。


本来、喪中欠礼とは、死を穢(けが)れたものとする日本古来の考え方に由来し、
死者を出した家は穢れているので、他の家に災いをもたらさないように、
喪中の家の人は年賀状を出してはいけない、とされたもののようです。
例えば、「 はてなダイアリー(http://d.hatena.ne.jp/) 」の中の、
喪中とは 」では、そうした由来にも触れています。
つまり、喪中葉書は「こちらからは年賀状を出せませんが...」というもので、
喪中でない人が喪中の人に年賀状を出すのは、本来は差し支えなかったようです。


しかし、現代においては、
喪中でない人が喪中の人に年賀状を出すのも良くない
という考え方もあるようです。
例えば、「 All About(http://allabout.co.jp/) 」の中の、
年賀欠礼状こんな場合Q&A(1) 」では、
>喪中ハガキが届いたら、当然その方に年賀状を出すのは控えなければいけません。
とまで書いてあります。「当然」だそうです。


そこで、前年末に喪中葉書を頂いた場合には、
この季節に「寒中見舞い」を出すというわけです。
#個人的には、小寒を待たずに、早めに出す年もあるのですが...。
ちなみに、
寒中見舞い・余寒見舞い(http://www.asahi-net.or.jp/~re5n-isi/kantyuu/index2.html)
によると、
立春以降(2月下旬ごろまで)だと「余寒見舞い」というようです。
#立秋以降の「残暑見舞い」からの連想で、「残寒見舞い」と言いたいところですが。



最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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