日銀、政策金利の引き上げを見送る。

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日銀が、今月の金融政策決定会合(1/17-18)で、
政策金利(無担保コール翌日物金利の誘導目標)が、
年0.25%で据え置かれることとされました。

NIKKEI NETの該当記事へのリンクは、こちらです。
ウェブ魚拓によるキャッシュはこちらです。

ちなみに、かつて政策金利の指標とされていた
公定歩合、つまり、金融機関が日銀に担保を差し入れて
資金を借り入れる「補完貸付制度」の基準金利は、
年0.4%で据え置かれることとなりました。

個人的には、今の国内の経済情勢は、
確かにデフレの要素も残ってはいるものの、
今の異常な低金利を正当化しうるほど悪いものではなく、
通常の低金利政策に移行するべきである、と認識しています。
#今の金利水準だって、人類史上稀な低金利です。

本来ならば、2005年に2?3回利上げをしておいて、
2006年1月のいわゆるライブドアショック以降は金利据え置き、ぐらいで
ちょうど良かったのではないでしょうか。

また、各種報道によると、政府・与党サイドの要人の中に、
日銀に対して政策金利を上げないように圧力をかけていると
とられかねない発言をした人がいるようです。
こういうことが続くと、諸外国の経済人が日本への投資を減らし、
それが日本の経済情勢に悪影響を及ぼさないか、
心配なところではあります。

1990年に相次いでなされた大幅な公定歩合引き上げは、
政府が圧力をかけてでも、
日銀の独立性を諸外国が疑うようになってでも、
阻止すべきだったと思います。

しかし、今と当時とでは
引き上げ前の金利水準が全く違います。

バブル経済の原因とされる1980年代後半の
低金利政策(公定歩合で年2.5%でしたか?)と
同じくらいの低金利政策でいいのではないでしょうか。

なお、1973年4月以降の公定歩合の推移については、
日本銀行のサイトの中のここで見ることができるようです。

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糞詰まり金融政策と日本の奴隷的立場にうんざりです。

日本のお金の総量を増やす事を考えないと、円の量、力は永遠とドルや元に対して下がり続けます。
金利の低い日本円は本来、永遠と他国に対してデフレになり続ける筈です。
円の価値は世界の通貨に対して高まり続ける筈なのに何故かそうならない…。
つまるところ、我々日本国民はゼロ金利、低金利政策によって、他国、自国の支配者層にに押さえつけながら奴隷として労働エネルギーを搾取され続けているのです。
我々国民は、糞詰まりの支配者層に押さえつけられており、他国の通貨(ドル、元)に対して、労働エネルギーを無為に浪費させられながら経済が縮小して野垂れ死にして往くしかない状態を押し付けられているのです。
近い将来、元の通貨切り上げによって、初めて日本国民は自らの愚かさに気付くでしょう。
現在の金融政策だと我々日本国民は海外、政府、支配者層に労働エネルギーや知識を散財、買い叩かれ続けているのです。
昔はアメリカの奴隷。
現在は日本の売国奴の富裕層の奴隷。
将来は中国の奴隷。
これが、日本の経済の真実です。

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このページは、村瀬 泰一が2007年1月18日 23:48に書いたブログ記事です。

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