米、公定歩合を引き下げ

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17日に、アメリカの連邦準備理事会(FRB)は
連邦公開市場委員会(FOMC)を臨時に開き、
公定歩合を0.5%引き下げ、年5.75%とすることを決定したそうです。

先日の「日米欧での資金供給(2007年8月)」でも取り上げた
サブプライム問題による、金融・株式市場の動揺や信用収縮を
抑止するためのものだそうです。

NIKKEI NETの該当記事へのリンクを張ります。
ウェブ魚拓によるキャッシュはこちらです。

なお、一部には、今回の公定歩合の引き下げについて、
「利下げ」という表現を用いた報道もあるようです。
しかし、アメリカの政策金利は、フェデラルファンド金利誘導目標です。
#フェデラルファンド金利誘導目標は、短期金利の指標とされるもので、
#「FF金利誘導目標」と略記されることもあります。
今回は、このFF金利誘導目標は年5.25%に据え置かれているので、
政策金利の引き下げを指すことの多い「利下げ」という表現は
あまり適切ではないかもしれません。

参考までに、アメリカの公定歩合とは、
FRBが民間金融機関に資金を貸し出す際の金利のことです。
日本の公定歩合や政策金利については、今年1月に
日銀、政策金利の引き上げを見送る。」で書いてます。

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このページは、村瀬 泰一が2007年8月18日 19:51に書いたブログ記事です。

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