金、900ドル台へ。

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ニューヨーク商品取引所(COMEX)での
金(gold)の先物相場が高騰しています。

3日に終値としての史上最高値を更新したことは、
先日に『原油と金は高騰、株式の大発会は下落。』で
書いたとおりです。

これに続いて、8日に、取引の中心である2月物が
一時1トロイオンス884.0ドルまで上昇し、
これまでの取引時間中の最高値(875ドル)を上回りました。
28年ぶり(1980年1月以来)の記録更新です。
#8日の終値は880.3ドルでした。

次に、11日に、2月物が一時900.1ドルとなり、
初めて900ドル台に乗せました。
#11日の終値は897.7ドルでした。

さらに、14日には2月物の終値が
1トロイオンス903.4ドルとなりました。
中心限月の終値として初めての900ドル台乗せです。

8日に最高値を更新した時点での
NIKKEI NETの該当記事はこちらで、
ウェブ魚拓によるキャッシュはこちらです。

上のリンクよりも情報量は減るものの、8日の終値を踏まえた、
NIKKEI NETの該当記事はこちらで、
ウェブ魚拓によるキャッシュはこちらです。

11日の一時900ドル台乗せの
NIKKEI NETの記事へのリンクはこちらで、
ウェブ魚拓によるキャッシュはこちらです。

14日の終値900ドル台の
NIKKEI NETの記事へのリンクはこちらで、
ウェブ魚拓によるキャッシュはこちらです。

但し、金の史上最高値と言っても、ドル建て価格での場合です。
日本円建て価格では、為替レートの変動から
事情が異なります。

日本の金先物市場では、15日の東京工業品取引所で
平成20年12月きりが一時1グラム3187円をつけ、
約24年ぶり(1984年3月以来)の高値をつけたものの、
終値は前週末比4円安の3164円だったそうです。

先物ではなく現物取引では、田中貴金属での
15日の小売価格(消費税込)が1グラム3,329円で、
買取価格(消費税込)が3,267円でした。
ちなみに、田中貴金属のサイトの
『月次金価格推移』の1976年?1980年の頁によると、
1980年1月に、小売価格が1グラム6,495円にまで
高騰したことがあるとのことです。
ですから、円建てでの史上最高値は、まだまだのようです。

なお、15日の東京工業品取引所の金先物相場についての
MSN産経ニュースの記事へのリンクはこちらで、
ウェブ魚拓によるキャッシュはこちらです。

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このページは、村瀬 泰一が2008年1月15日 23:11に書いたブログ記事です。

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