日本郵政の発足

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本日、日本郵政公社が民営化され、
日本郵政(JP)グループが発足したそうです。

NIKKEI NETの該当記事へのリンクを張ります。
ウェブ魚拓によるキャッシュはこちらです。

ところで、郵政民営化に関しては、2005年の
衆議院の解散・総選挙など、色々なことがありました。
個人的には、郵政民営化が良いことなのか悪いことなのか、
2005年9月の衆院選の時にも良くわからなかったし、
実は、今でも良くわかりません。
#民営化によって何がどう変わるかは今でも不明確であるし、
#何でも民営化すれば良くなるという思想を
#私は有していないからです。
ですから、2005年の衆院選の時にも、郵政民営化の是非は、
私の投票行動の判断要素に含まれてません。

それはそうと、数年前から宅配便業者が
ダイレクトメールを配送できるようになったみたいですが、
それ以降は、帰省などで長く留守にする時などに、
不在期間中の郵便物の留置願を郵便局に出しておいても、
宅配便業者経由のDMはお構いなしに配達されるので、
防犯上好ましからざる状況になってしまうようになりました。

しかも、そういうDMに多いのが、ドアポストに入らないような
大きな封筒(角型2号って言うの…?)のものです。
で、ビニールの手提げに入れてドアノブに掛けてくれればまだしも、
下手するとドアの外の床に「放置」されたりして、
強い雨が降ったり、小雨でも風によっては、濡れることもあります。
どうでもいいDMだと、どうでもいいのですが、
どうでもよくはない物も時々あります。
#個人的には、この数年は、全く別の要因により
#帰省などの頻度が低下しているので、
#防犯面での弊害は限定的ですが、
#たとえ日帰りの外出でも、配達から帰宅まで時間があいて、
#その間に雨でやられることは、時々あります。

かつて、国鉄が民営化されてJRになった時にも、
東京などの人によると駅員の対応が良くなったそうですが、
私のような田舎者には、赤字路線の切捨てが露骨になった
という印象の方が強いです。

各種報道によると、今回の郵政民営化においても、
地方の人々の間では、郵便局の閉鎖が進むのではないか、
との不安が強いそうです。
そういえば、南関東にある私の居所兼住民票所在地においても、
昨秋から、最寄のポストが朝の集配(取集)をやめてます。
帰宅後寝る前に家で郵便物を書いて出しても、
集配は翌日午後です。

逆に、電電公社の民営化と、民間への市場開放は、
利便性の向上に資したといえるかもしれません。
私の帰省先では、未だに光ファイバーやADSLの申込を
受け付けてもらえませんが。

道路公団の民営化が良かったか否かは、
あと何年かしないと、私にはわからないと思います。
まぁ、これについては、いずれ何か書くこともあるでしょう。

個人的には、日本郵政の西川社長は都銀出身であることから、
郵便貯金改め「ゆうちょ銀行」が都市銀行並みに
不便になるのではないか、かなり不安なところであります。

ちなみに私は、銀行にATM時間外手数料を取られるのを
避けるため、勤め先の塾の給料が某都銀の口座に振り込まれると、
だいたいその日のうち(もちろん午後6時まで)に、ほぼ全額を下ろして
郵貯の口座に入れてます。
でも、給料日が金曜で、しかも都合が悪くて
当日午後6時までに下ろせなかったりすると、
月曜の朝まで下ろせなくなるので大変です。
#私にとって、「時間外手数料を払えば引出し可」というのは、
#「よほどの緊急時でもない限り不可」という意味です。
平日午後6時以降と休日に、郵貯のお金を下ろせなくなったら…
なんて、想像するだけでもぞっとします。

ただ、郵政民営化の是非については、
仮にある程度のメリットがあったとしても、
あれだけの政治的エネルギーを投入するに値するか、となると
かなり疑問です。
あの時点で、あれだけの政治的エネルギーを投入するとしたら、
やっぱり、社会保険庁の民営化か、消費税でしょう。

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このブログ記事について

このページは、村瀬 泰一が2007年10月 1日 22:50に書いたブログ記事です。

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