白熱電球廃止へ

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5日のことですが、各種報道によると、甘利経産相が
白熱電球の国内での製造・販売を2012年までに
中止させる方針を正式表明したそうです。

中日新聞のサイトの該当記事の魚拓はこちらです。

白熱電球の製造・販売の中止後は、
電球型蛍光灯への切り替えが想定されているそうです。

この甘利経産相の表明に「呼応」して、
東芝ライテック株式会社が、2010年度中に
一般白熱電球の製造を中止するとのプレスリリース
14日に出したようです。
#魚拓はこちらです。

但し、このプレスリリースによると、
>置き換えができない調光用途などに一般白熱電球を
>ご使用されているお客様向けに当面少量の販売は
>継続する予定ですが、今後は流通関係者様やお客様の
>ご理解を得ながら、一般白熱電球販売の大半を
>電球形蛍光ランプやLED電球に置き換える
>事業活動に注力します。
>この取り組みにより、2010年には現在に比べて
>年間約50万tのCO2削減に貢献できるものと
>推定しています。
とのことです(改行位置変更)。

白熱電球と比べると電球型蛍光灯は、
消費電力が約5分の1と、省エネで
地球温暖化対策上好ましいということから、
こういうことになったようです。
#いわゆる、地球に優しい、ってやつですか...。

まぁ、確かに、20Wの蛍光灯と100Wの白熱電球は
だいたい同じくらいの明るさとは、よく言われますね。

でも、蛍光灯って、点灯時の消費電力が大きくて、
2?3分でつけたり消したりするくらいなら
つけっぱなしにしておいた方が、
かえって電力消費量が少ない、
というような話を聞いたような気がします。

だとすると、短時間(30秒くらい?)で
照明をつけたり消したりする所、
例えば戸建住宅の中の階段とかでは、
白熱電球の方が蛍光灯より省エネかもしれません。
そんな所で蛍光灯を使うと、かえって逆効果にも
なりかねません。

要は、白熱電球と蛍光灯との使い分けでしょう。

蛍光灯の点灯時の電力消費云々の話を聞いたのは、
もう四半世紀以上も前のことなので、
最近の蛍光灯は違うのかもしれませんが。
#それに、上に抜粋したプレスリリースにも言及されてる
#LED電球(あるいはLED照明とも言うそうですが...)だと、
#そうした問題はないのでしょうが。

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このページは、村瀬 泰一が2008年4月18日 00:39に書いたブログ記事です。

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