うるう秒(2015年)

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さきほど、日本時間でいうと、
2015年7月1日 午前9時00分 の直前に、
うるう秒(閏秒)が挿入されました。

つまり、いつもならば、
8時59分58秒⇒8時59分59秒⇒9時00分00秒⇒・・・
と、なるところが、今朝については、
8時59分58秒⇒8時59分59秒⇒8時59分60秒⇒9時00分00秒⇒・・・
と、なりました。

150701-085960.jpg
#クリックしても拡大しません。

上の写真は、この「うるう秒」挿入の瞬間のテレビを
私の母がデジカメで撮影したものです。

といっても、地デジなので、実は数秒おくれていたと思いますが、
そのへんのところは、お察しください。
#地デジだと数秒おくれる、という件については、
#「WBCと地デジとアナログ」も、ご参照ください。

うるう秒の挿入それ自体は、今回が26回目。
まぁ大体、2年か3年に1回とか、多い時期は毎年のようにやっていたので、
私個人としては、そんなに珍しいことという印象を持っていません。
ですが、平日に実施というのは18年ぶりのことだったので、
今回はいつも以上に話題になっていたようです。

具体的に言うと、
前回は2012年7月1日(日曜日)
その前は、2009年と2006年と1999年の元日にあって、
その前が1997年7月1日(火曜日)だったそうです。
ちなみに、1972年から1983年と
1990年から1994年には、毎年1回ずつ
うるう秒が挿入されています
(1月1日の年と7月1日の年とがあります)。
※うるう秒の挿入履歴については、
 国立研究開発法人 情報通信研究機構 のサイトの
 「うるう秒実施日一覧」を参照いたしました。
 曜日については、「あの日は何曜日? 万年カレンダー」を
 参照いたしました。

うるう秒については、
コンピュータのシステムへの影響の懸念などから
廃止を求める人もいるそうです。

しかし、本来は、人間がシステムや制度を作る段階で
うるう秒が時々入ることを念頭に入れておくべきであって、
システムに合わないからうるう秒を廃止するのは
本末転倒なことです。
(たとえば、日本の多くの証券取引市場では
 取引開始時刻は午前9時ですが、
 うるう秒が入るのも日本時間では午前9時の直前なので、
 もし仮に取引開始直前にうるう秒が入るのが不都合ならば、
 平素から取引開始時刻を午前9時以外にしておくべきです。)
そうしないと、うるう秒をこのまま廃止したら、
数万年後には、(白夜でも極夜でもないのに)
「日の出が正午」とかなりそうです。

あるいは1秒の長さの定義を
ほんのちょっと(何億分の1とか?)長くすれば
いいのかもしれませんが、
うるう秒の挿入よりも大変なことのような気がします。
#それでも「旧協定世界時」の時代には、
#1秒の長さが変わることがあったそうですが・・・。

なお、今回の「うるう秒」挿入についての
毎日新聞のサイトの記事はこちらで、
ウェブ魚拓によるキャッシュはこちらです。

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このページは、村瀬 泰一が2015年7月 1日 23:01に書いたブログ記事です。

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