寒露です。かなり、涼しくなってきました。

(2007年10月9日寒露執筆開始、翌日未明脱稿)


寒露です。かなり涼しくなってきました。

というか、東京あたりでは、電車の中や駅の通路でも、
半袖シャツの人より長袖の人の方が多くなってきました。
人によっては寒いと感じるのかもしれません。
#私個人は、長袖への衣替えは、10月後半にやることが多いのですが。

確かに、「暑さ寒さも彼岸まで」という表現からは、
秋分の頃には暑さがおさまることになります。
私も、昨年(2006年)の『秋分にて。』では、
「暑さもかなりおさまってきました。」と書いてます。
しかし、今年(2007年)の8月4日から、お彼岸を過ぎて9月29日まで、
熊本市で57日間連続の真夏日を記録したように、
年と地域によっては、秋分ではまだまだ暑い場合もあるようです。
すると、暑さの終わりは、秋分よりもむしろ寒露と考えた方が
良いのかもしれません。

立夏です。気がつけば、...。』で触れた、池袋のビックカメラで昨年末に配ってた
日本地図の2007年カレンダーには「冷たい露の結ぶ頃。秋もいよいよ本番。
菊の花が咲き始め、山の木々の葉は紅葉の準備に入る。
稲刈りもそろそろ終わる時期である。」とあります。
立秋、暑くて当たり前。』などで書いたように、
夏の暑さのピークは立秋のころで、立冬が秋のピークです。
すると、「暑さ寒さも彼岸まで」の秋分あたりが、夏と秋の境界でしょう。
#前述したように、2007年の熊本では、夏の暑さが遅くまで粘りましたが。
そこで、秋の始まり(秋分)から半月ほどしたこの時期から、
「秋もいよいよ本番。」というわけです。

ところで、「寒露」は、「さむいつゆ」と書いて、「かんろ」と読みます。
音読みですからカタカナで書くと「カンロ」です。
#ただ、カタカナで書くと、のど飴とかをつくってるあの会社みたいですが、
#『yurai.jp』によると、あちらの会社の社名の由来は、同音異義語の「甘露」みたいです。
前述のカレンダーに「冷たい露の結ぶ頃」とあるように、
朝晩には冷え込むこともある季節です。
つまり、夏とは違って、ちょっとした油断でも風邪を引きやすい季節に入ります。
#夏でも油断すると危ないですが、これからの季節はそれ以上に…。
皆様、御自愛下さい。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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