立夏です。気がつけば、...。
(2007年5月6日立夏執筆開始、翌日未明脱稿)


今日は、立夏です。
立夏が夏の始まりではなく、「春たけなわのころ」だという話は、
以前に、『 立秋、暑くて当たり前。 』や 『 立春、寒くて当たり前。 』で、
書いたとおりなので、もういいでしょう。
#池袋のビックカメラで昨年末に配ってた日本地図の2007年カレンダーには、
#立夏について、「この日から立秋の前日までが夏。」などと書いてありますが。

それはさておき...。

気がつけば、夜明けに明るくなるのがずいぶん早くなり、
夕方も暗くなるのが随分遅くなりました。

ちなみに、誠文堂新光社から出ている『天文年鑑 2007年版』の68〜71頁によると、
東京での5月5日の日出は4時46分、日没は18時31分、
5月7日の日出は4時44分、日没は18時32分、とのことです。
#『天文年鑑』には、東京の日出没時が1日おきにしか書いてないので、
#今年の立夏(5/6)の前日と翌日を記載しておきます。
#この本には、日の出のことを「日出」と表記してありますので、
#ここでもそれに合わせます。

今年の立春(2/4)は、日出6時40分、日没17時11分。
今年の春分(3/21)の前後は、3月20日の日出が5時46分、日没17時52分、
3月22日の日出が5時43分、日没17時54分、とのことです。
ですから、立春と比べればもちろんのこと、
春分と比べても随分と昼が長くなっています。
#2月4日と5月5日とで、日出が1時間54分も早くなったのに、
#日没が1時間20分しか遅くならないのは、「均時差」のためです。
#「均時差」については、『 冬至りなば...。 』で
#書いたので、そちらをご覧下さい。

#春分の前後の昼(日出から日没まで)の長さが12時間より長い理由については、
#『 立冬、秋真っ盛り。 』で、軽く書いたので、そちらをご覧下さい。
#それでは足りない、という方は、『 春分。いよいよ春です。 』の下の方に、
#もっと詳しい記述のあるサイトへのリンクを張ってありますので、そちらをご覧下さい。

なお、『天文年鑑 2007年版』の69頁では、月出(日出ではなく、月の出)の時刻の
概算法の例に熊本を使っています。というわけで、せっかくですから、
そこに載ってる値(東経130.7度、北緯32.8度、A=9.0、B=2.9)を用いて、
『天文年鑑 2007年版』の68頁にある概算法を用いて、
2月4日、3月20日、同22日、5月5日、同7日の熊本の日出没時も計算しておきましょう。
1分前後の誤差は、ありうるそうです。
#さっきの値のうち「A=9.0、B=2.9」については、『天文年鑑』の該当箇所をご覧下さい。
#要は、東京(東経139.7度、北緯35.7度)との経度と緯度の差ですけど。

私が計算間違いをしてなければ、
 2月4日 日出7時10分、日没17時53分、
 3月20日 日出6時22分、日没18時28分、
 3月22日 日出6時19分、日没18時30分、
 5月5日 日出5時27分、日没19時02分、
 5月7日 日出5時25分、日没19時03分、
となります。
#繰り返しになりますが、概算式ですので、1分程度の誤差は気にしないでやって下さい。

また、東京にせよ熊本にせよ、日出没時が年によってどのくらい変動するかは、
春分。いよいよ春です。 』で長々と書いた、
グレゴリオ暦の誤差やら春分日の変動やらの話と
重複するような気がするので、ここでは割愛します。
#「気がする」だけです。もしも、重複してなかったら、御容赦あれ。


気がつけば、もうすぐ「母の日」ですので、
このくらいにしておきましょう。

ちなみに、旧司法試験の短答式試験(いわゆる「択一試験」)は
毎年5月第2日曜日に実施されるのが慣行になっています。
ゆえに、司法試験受験界においては、択一本試験のことを「母の日」とも称します。
#いつごろから母の日に択一をやるようになったのか、
#ちょっと調べようとしましたが、結局わかりませんでした。
#少なくとも1980年代末頃には既に慣行として確立していたように覚えていますが。
#択一をいつから母の日にやるようになったのか、ご存知の方は、
#御教示いただければ幸いであります。
#メールの宛先は、ホームページにて公開するものについては
#不定期に変更いたしますので、『 村瀬 泰一 どっとこむ TOPページ 』をご覧下さい。

ついでに、近年では、論文式試験(いわゆる「論文試験」)の2日目が
「海の日」になることが多く、
論文試験のことを「海の日」とも称するのですが、
その話は季節外れですので、またの機会にでも。
時期としては小暑か大暑かなぁ...。
#「季節外れ」とは言っても、気がつけば、あと2ヶ月余りしかない...。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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