暦要項2009

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2月1日の官報に、来年の暦要項が発表されています。
来年(2009年=平成21年)の暦要項の最大の見所は、
いわゆる「9月の五連休」でしょう。
#あと、7月の皆既日食もありますが、
#これについては、後述します。

来年9月の五連休について、一部のサイトなどでは、
4?5月の、いわゆるゴールデンウィークとの対比からか、
「シルバーウィーク」などと呼んでいるようです。
#あるいは、敬老の日が含まれるから?

つまり、まず「秋分日」が9月23日とされたことにより、
「秋分の日」が9月23日(水曜日)となりました。

さらに、9月第3月曜の「敬老の日」が
9月21日であることから、
「国民の祝日に関する法律」(いわゆる「祝日法」)の
第3条3項の規定により、祝日と祝日に挟まれた
9月22日(火曜日)が休日となるわけです。

そこで、週休2日制の人々にとっては、
9月19日(土曜日)から9月23日(秋分の日)までが
5連休になるということです。

なお、「秋分日」と、祝日法上の「秋分の日」との
違いについては、『 二十四節気シリーズ』の中の
春分。いよいよ春です。』に
「春分日」と「春分の日」との違いについて書いたことが
そのまま妥当しますので、そちらを御覧下さい。
#なお、来年の「春分日」および「春分の日」は
#3月20日です。

で、来年の5連休と言えば、5月にもあります。
#これも、週休2日制の人々の場合ですが...。

5月3日の「憲法記念日」が日曜日なので、
5月6日(水曜日)が振替休日(祝日法第3条2項)になり、
5月2日(土曜日)から6日までが5連休になります。


また、来年の暦要項のもう一つの見所は、
7月22日(水曜日)の皆既日食のデータでしょうか。
奄美大島北部と屋久島などで皆既食が見られるそうです。
東京では、食の初め9:55:33、食の最大11:12:58(食分0.749)、
食の終わり12:30:20、とのことです。
熊本は載ってなかったので、福岡のを転載しますと、
食の初め9:37:39、食の最大10:56:05(食分0.897)、
食の終わり12:17:48、とのことです。

海の日の2日後の水曜日ですか...。
個人的には、皆既食帯行きは無理っぽい日程ですが、
日本でこれだけ大きい日食が見られるのは
数十年に一度なので、せめて居所で、
大きな部分日食として見たいものですが、
海の日の2日後ですか...。

あとは、梅雨明けしてるかどうかも
気になる季節ではあります。

なお、1月26日の金環日食は、日本では先島諸島で
日入帯食が見られるだけだからでしょうか、
あまり詳しく書いてませんでした。


で、官報で来年の暦要項を見るときの探し方です。
#昨年の今頃に『来年のことを言うと鬼が笑う』で
#書いたことと一部重複しますが...。
来年の暦要項は、今年の2月1日の「官報」の、
いわゆる「本紙」の25?26頁にあります。
「本紙」とは、「号外」でも「号外政府調達」でもない、
ということです。
#あ、昨年、水曜日に出ると書いた「官報資料版」と
#いうのは、平成19年3月28日号をもって
#発行終了とのことです。国立印刷局の
#『インターネット版「官報」 』に書いてありました。
#今年の2月1日は金曜日なので、関係ないですけど。

官報の「本紙」の目次では、最後から2番目、
〔公 告〕の中の、「特殊法人等」の所にあります。
「会社その他」の所の前です。
株式会社かんぽうのサイトの日付検索からたどった
こちらのページにも
#2月1日の官報の目次が出ています。

でも、株式会社かんぽうのサイトは、
官報の目次だけみたいですし、
インターネット版「官報」 』では、2月1日号は
配信期間(1週間でしたか?)が経過したみたいです。

そこで、来年の暦要項を見るには、国立天文台
天文情報センター暦計算室のサイトが
一番お手軽でしょう。
その中の、来年の暦要項の全文はこちらです。
#PDF形式で、約35KBあります。


参照条文:国民の祝日に関する法律 [抄]
  (昭和23・7・20・法律178号
   最終改正 平成17・5・20・法律43号)

 第1条   (略)
 第2条 「国民の祝日」を次のように定める。
        (中略)
  春分の日   春分日   
    自然をたたえ、生物をいつくしむ
        (中略)
  憲法記念日 5月3日
    日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。
  みどりの日  5月4日
    自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、
    豊かな心をはぐくむ。
  こどもの日  5月5日
    こどもの人格を重んじ、こどもの幸福を
    はかるとともに、母に感謝する。
  海の日    7月の第3月曜日
    海の恩恵に感謝するとともに、
    海洋国日本の繁栄を願う。
  敬老の日   9月の第3月曜日
    多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、
    長寿を祝う。
  秋分の日   秋分日
    祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ。
        (後略)
 第3条 「国民の祝日」は、休日とする。
    2 「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、
      その日後においてその日に最も近い
      「国民の祝日」でない日を休日とする。
    3 その前日及び翌日が「国民の祝日」である日
       (「国民の祝日」でない日に限る。)は、
      休日とする。

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かなり泥縄になりましたが、
7月の日食の熊本での予報です。

『天文年鑑2009』(誠文堂新光社)
48頁によると、
食の初め9時37.8分、
食の最大10時57.0分(食分0.921)、
食の終わり12時19.5分、とのことです。
#時刻が0.1分刻みでの表記です。

最大食分0.921ですかぁ…。
うらやましい。

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このページは、村瀬 泰一が2008年2月11日 20:26に書いたブログ記事です。

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