白露、もうすぐ涼しくなるか?

(2008年9月7日白露執筆開始、翌日未明脱稿)


白露(はくろ)です。

まだ暑いですが、真夏のピークである立秋の頃に比べると、
それほどでもなくなってきたかな、という時期です。
そういえば、以前に『寒露です。かなり、涼しくなってきました。』では、
暑さの終わりは秋分寒露か、ということを中心に書きました。
いずれにせよ、白露ともなると、もうすぐ涼しくなるか、ということでしょう。

# もちろん、年や地域によって、差があります。
# 昨年(2007年)の熊本では、白露とはいっても、
# まだ、『熊本で57日連続真夏日』の途中です。

ところで、以前に、『立秋、暑くて当たり前。』や
立春、寒くて当たり前。』などで、引用した文の出典である、
『新版 天体観測ガイドブック(「天文年鑑」を100%活用するために)』
(鈴木敬信 著 誠文堂新光社 刊) によりますと、

> 9月になりますと虫の声も聞こえ、草の葉には
> 清らかな露がたまります。これが白露(はくろ)です。

とのことです。
# 句読点の表記、改行の位置、一部の文字の色などは
# 変更しています。
# なお、 > は引用記号です(以下も同様です)。

また、いろいろなサイトを調べてみると、
『暦便覧』という江戸時代の本では、
> 陰気やうやく重りて、露にごりて白色となれば也
と書いてあるそうです。

白露の露が「清らか」か「にごりて」かはさておき、
いよいよ「つゆの季節」ということでしょう。
# 余談ですが、ここで平仮名で「つゆの季節」と書くと、「梅雨の季節」と紛らわしくて、
# それではまるで、『芒種。いよいよ雨多き季節。』みたいです。
# そうかといって、振り仮名なしに「露の季節」と書くと、某大国の威信云々みたいで、
# 表記の難しいところであります(笑)。

ところで、先に引用した『暦便覧』での白露の解説の引用元は
いちいちリンクしませんが、検索サイトなどで
白露」を検索していただければ、いろいろ出てくると思います。
Google
 
更に言えば、「白露」と書いて「しらつゆ」と読むと、
旧日本海軍の駆逐艦とか、酒造会社とか、いろいろあります。
そこで、「白露 はくろ」と絞り込み検索をした方が、
もっと探しやすいかもしれません。

ところで先日、『処暑、暑いのもあと少し…か?』に、
> これからの時期は、涼しいのに真夏の感覚で油断したり、
> 真夏の疲労の蓄積などから、夏風邪などを引きやすい時期です。
> #「真夏の疲労」などと書くと、「東京みたいな涼しい所にいて…」と
> #熊本にいる人に叱られそうですが、
> #個人的には、小中学校が休みのこの時期は、仕事が忙しい時期なのです…。
> ということで、体調管理にも、お気をつけて下さい。
と書きました。個人的な話で恐縮ですが、実は、
昨年(2007年)の白露の前後に発熱し、
仕事などで外出しないといけない時以外は、基本的に寝込んでいました。
そのために、この白露の文章を書くのも、1年延期になりました。
# 1年延期したことで、内容も若干変わったかと思います。
# 書く内容の最終決定は、あえて当日にするようにしているもので…。
先に『処暑、暑いのもあと少し…か?』で書いたことの
繰り返しになりますが、そういう時期ですので、
くれぐれも、お気をつけて下さい。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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