村瀬 泰一 どっとこむ

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2007年7月 2日 22:37における投稿のページです。

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防衛相の原爆発言

各種報道によりますと、久間防衛大臣が
先の大戦でのアメリカによる原爆投下を
「しょうがない」と評したそうです。

NIKKEI NETの該当記事へのリンクを張っておきます。
ウェブ魚拓によるキャッシュはこちらです。

久間防衛相といえば、以前アメリカによるイラク戦争に否定的な発言をして
アメリカの防衛当局者から敬遠されてた時期があったような気がします。
当時のSankeiWEBの該当記事はこちらです。
ウェブ魚拓によるキャッシュはこちらです。

ああいうこともあったので、今回は米国の機嫌をとろうと、
「原爆投下が戦争終結を早めた」などという、
アメリカの身勝手な歴史解釈、というより、神話ないし伝説に
迎合してしまったのでしょうか。

原爆投下が、国際法上ないし人道上、容認されうるか、
という問題を棚上げにして、
原爆投下が戦争終結を早めたかどうか、という点に絞っても、
私には、原爆投下が戦争終結を早めたとは思えません。

むしろ、当時の日本の軍部および政府の当局者をして、
ポツダム宣言受諾やむなしと観念せしめたのは、
ソ連の参戦だったように思えてなりません。

つまり、TVでみただけの史料の比重が高いこともあって
いちいち根拠はあげていきませんが、
戦争末期の日本の首脳部(の中の、いわゆる主戦論者)は
スターリンの仲介による対米講和という出口に
最後の希望(ないし妄想?)を見ており、
そのための条件整備のための戦争継続と考えていたように
私には思われるのです。
#日露戦争がアメリカの仲介で講和したことも想起されたい。
そこで、ソ連が参戦してきて、降伏やむなし…。

「スターリンによってもたらされた平和」などと考えるのは、
自分でもおぞけがしますが、歴史というものは、
必ずしもおぞましさを回避するように流れていくものでは
ないということなのでしょう。

日本人の中でも、一部の知識人は「新型爆弾」の投下で
日本の敗戦を悟った、とかいう話を聞きますが、
軍部・政府の高官の中の主戦論者は、また別でしょう。

防衛相の発言への批判は、既に巷にあふれているようなので、
ここでは、防衛相が迎合したと思われるアメリカの「神話」について、
異論を一言はさませてもらいました。

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