村瀬 泰一 どっとこむ

この投稿について

2009年6月16日 23:00における投稿のページです。

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ついに買った ~ K200D編

オフラインの知り合いに読まれたら、
「この御時勢で、こんなもん買うのか?」と、
つっこみを入れられそうではありますが、
PENTAXの一眼レフデジカメ K200D を買いました。
有効画素数は「約1020万画素」とのことです。
# フォントによっては紛らわしいかもしれませんが、
# K弐千ではなく、K弐百Dです。念のため。

K200D_090616.jpg

サムネイル画像をクリックすると、
もとの画像(480×640)が表示されます(約216KB)。
撮影機材は4年前に買った500万画素級の
コンパクトデジカメ PENTAX Optio S55です。

先にも書きましたが、本当は今の時期は
個人的には一眼デジカメを買うには
あまり適切な時期ではありません。
# なぜ適切な時期でないか、ここでは詳しく
# 書きませんが、このサイトをきちんと?見れば、
# まぁわかるでしょう。

でも、今買っておかずに「買うべき時」まで先送りすると、
銀塩フィルム用カメラの時からのレンズが使えずに、
レンズごと総買い替えになりかねない状況だったので
かなり無理して買っちまいました。

たぶん、かの「定額給付金」も混じっています。
混じっている、ということにしておきます。


で、PENTAX K200Dについて。

まず第一に、PENTAXブランドからわかるように、
Kマウントのカメラ用レンズが使えます。
私個人に置き換えて言えば、1989年に買ったLXや、
1994年に中古で買ったMXのために買ったレンズを
K200Dでも流用できるということです。
# LX持ってて何でわざわざMX買ったの?と
# 思われるかもしれませんが、
# 色々あって1994年夏以降LXが私の名代?として
# 帰省先で幽閉されており、MXはその補完機です。
# LXの幽閉解除後には、ファインダーが暗いという
# LXの欠点を、MXが補うことが予定されています。


第二に、K200Dの電源は単3電池4本です。
単3電池といっても、リチウム電池か
ニッケル水素充電池です。
# アルカリ乾電池は、公式にも一応は使用可だけど、
# あまり推奨されていない、という感じ。
前述のコンパクトデジカメOptio S55では
単3電池2本でもCR-V3リチウム電池1個でも
可だったので・・・、と言いたいところですが、
電池ボックスの形状(写真は省略)から、
「CR-V3を2個で、」というのはできないみたいです。

個人的には、汎用電池で使えるというのは、
かなり重要です。
というのも、一眼レフカメラはOptio S55と比べると
持ち運びのしやすさではどうしても劣るので、
一眼デジカメの用途は、Optio S55の苦手とする被写体、
まぁ私の場合は「天体写真」とまで
限定してしまってもいいのでしょうが、
そういう用途がメインになります。

となると、頻繁に使う時季はいいのですが、
そうでない時季には、数ヶ月使わないこともあります。
近年のMXでは、1年以上ブランクがあくこともありました。

となると、専用リチウムイオン充電池でしか使えない
機種だと、その間に充電池が自然放電して
劣化してしまうと思われます。
# 本当は、数週間おきにでも充電してやれば
# いいのですが、現実にはなかなか
# そうもいかないものです。
# そのことは、以前にMD録再機で経験済。

その点、汎用ニッケル水素電池だと、
長期間使わないときには、取り外しておけば
リフレッシュ機能付充電器で放電→充電できます。
# それに、近年の汎用ニッケル水素充電池の中には
# 長期保存に適した機種も出てきているようです。


第三に、K200Dでは、
ケーブルスイッチ「CS-205」が使えます。

これも天体写真では重要なことです。

通常の写真撮影では露出時間は「何分の1秒」でしょうが、
天体写真では「何秒」とか「何分」とかいうのは普通です。
# 私はやったことないけど、露出が「何時間」という写真も
# 天文雑誌の読者投稿写真には時々あります。
つうか、天体写真で露出1秒未満で撮る被写体なんて、
「日月火水木金土」くらいですか。
いや、うちらの光学系では、土星は1秒じゃ無理かな・・・。
太陽と「月月火水木金金♪」てか。まるで軍歌みたい。
# 流星も、出てるのは1秒未満でも、
# 写真の露出時間はもっと長いし。

というわけで、大概の天体写真では、
露出時間が長くなります。
# 露出モードに「B」(バルブ)がない機種は
# それだけで「足切り」ものです。

しかもその上、使うレンズも、
星野写真以外は望遠系が多いです。
つうか、写真用の望遠レンズでは焦点距離が足りずに、
天体望遠鏡に付けて対物レンズを使って撮影したり、
天体望遠鏡の対物レンズの焦点距離(500~2000mmくらい)
でも足りずに接眼レンズ等も併用して「拡大撮影」
することもあります(合成焦点距離で数千~数万mm)。

で、長いレンズと長い露出時間でもブレないように、
三脚に固定して(もしくはモータードライブ付の赤道儀で
星の日周運動を追尾して)撮影します。
で、シャッターボタンを直に押すというのは、
まぁ被写体にもよりますが、
三脚に固定した意味がほとんどなくなると
思っていいでしょう。
# K200Dには手振れ補正機能もあるそうですが、
# 天体写真では、あまり使うべきではないような・・・。

ミラーアップ機能があればケーブルスイッチはでも、
と思う人もいるでしょうが、
焦点距離の長いレンズでシャッターボタン直押しをやると、
被写体が写野から出て行くこともあると思います。

これと違って、赤外線リモコンが使えれば
ケーブルスイッチがでも、という考え方はあるでしょう。
でも、PENTAXの赤外リモコンって、
電池交換が出来ないみたいなんです。
つまり、将来リモコンが製造打切になった後で
電池切れになったらアウト。
# サポート窓口でリモコンの電池交換というのも
# 有り得るけど、リモコン製造打切後になった後でも
# やってもらえるかどうか、あてにはできない。
# やったとしても、私が窓口まで行けなきゃ意味ないし。

この点、ケーブルスイッチなら、壊れるまでOK。
# 欲を言えば、銀塩フィルム時代以来のレリーズが
# そのまま使えればもっと良かったのに(笑)。


以上の3点(Kマウント、汎用電池、ケーブルスイッチ)を
満たし、なおかつ現時点で新品を入手できる
唯一のデジカメ。それが、「PENTAX K200D」です。

「K20D」(K弐拾DとK弐百Dの違いに留意されたし)は
電源が専用リチウムイオン充電池。
「K-m」はケーブルスイッチが
赤外リモコンはだけど。
#余談だが「KM」は往年の銀塩フィルムカメラ。

この夏に出るらしい新型、「K-7」いうのか、
あれも専用リチウム充電池らしいし。

それに「K20D」は価格的にちょっと手が出ない。
# 「K-7」はきっと「K20D」より高いんだろうなぁ。
「K-m」にしても、店頭価格は
私のK200Dの購入価格より高いです。

そういや、K20Dと言えば、長秒時ノイズリダクションを
OFFにすることができなくて、
撮影後に露出時間と同じ長さの撮影不能時間帯が
生じると言う噂を電網界で聞いたことがあります。
数十秒くらいならデータの記録とかで暇をつぶすけど、
数分とかになると同じ構図で複数枚
撮影するときには痛いな。
# K200Dは長秒時NRをOFFに出来るので大丈夫。


将来、件の3条件を満たす機種が出るかどうか。
「旭光学」が「ペンタックス」になったのは
(単なる社名変更にすぎなかったから)いいとしても、
その後、保谷眼鏡もといHOYAの子会社になり、
さらには保谷の事業部に成り下がってしまった以上、
あてにはできないよな。
# 逆に言えば、PENTAXがKマウント以外の
# 新しいマウントのカメラを出すという心配は
# あまり要らないのでは、という気がします。
# 気がするだけやけど。

他社製のデジカメはKマウントレンズが使えず、
導入しようとしたらレンズ一式ごと買わないといけません。
# 将来的にはそうなる可能性が高いですが、
# 今回K200Dをゲットできたおかげで、
# 数年ほど先送りできました。
# ここで「十数年」と言いたいですが、厳しいか?


「新品を」にこだわらなければ
今買う必要はないのですけど、
中古だと、前の持ち主にどんな使われ方をしたのか
わからない、というのがあります。
また、デジカメとかだと、付属品が欠品してると
場合によっては、えらいことになりそう。
設定事項が多いので取説は必須。
RAWの扱いとかを考えるとPC用ソフトもないと怖い。
・・・などと言ってると、中古屋で付属品の有無について
何がで何がとか書いてあるのを見ても、
それがどれくらい重要な物なのか
判断を誤る恐れが無視できません。
# 前述の銀塩カメラのうちMXは中古で、
# それもレンズ以外の付属品が何もない状態で
# 買ったのですが、
# メカニカルシャッターの銀塩フィルムカメラなんて
# いわば「精密暗箱」で設定事項は少ないし、
# しかも新品で買ったLXをその前から使ってたから、
# 取説なしでも扱えたと思います。
# 今日びのデジカメ、それも、自分にとっての最初の
# 一眼レフデジカメを、中古で買うのは勇気が要ります。


てなわけで、K200Dの新品。

昨年末にK-mが発売されて、入れ替わるように
K200Dが製造終了になったみたいです。
今年1月頃までは、池袋の量販店でも見かけましたが、
ここ数ヶ月は見かけなくなりました。
で、半月くらい前でしたか、「価格.com」で見ると
まだ東京で新品を入手可能な店がちらほらありました。
大手量販店ではなく、通販主体のお店で。

その後、お金の工面をしながら迷い続けました。
# 今買った方が良いのは、
# 上述したような事情からわかっていても、
# 経済的には「後が大変」になりかねない状況なため。
# 今入手しとかないと入手出来なくなりそうな物、って
# 最近やたらと多いのよ。旧司法試験関係も含めて。

で、何とか購入に踏み切った次第。
# 本当は、あと数日早く決心できてたら、
# もう少し安く買えたみたいだけどね。
# しかも、もう少し近い所のお店で。

「価格.com」からリンク張ってた、お店のサイトで、
お店の場所を確認して、電話して
在庫確認と取置依頼をして、さぁ購入!
# お金の振込やら、宅配便を待ったりやら、は
# 実はあまり好きではないので、店頭で
# 商品受取と現金決済のできるお店を選びました。


とりあえず、今日は「PENTAX K200D レンズキット」
だけを入手することにとどめ、
その他のオプション品の入手は、規格などを取説で
確認してから、ということにしました。

「レンズキット」つまり、ズームレンズ1本付です。
「smc PENTAX-DA 18-55mm F3.5-5.6 ALII」
というレンズです。
# 本当は「AL」の後の「II」はローマ数字の2。
18-55mmという焦点距離は、取説によると
35mmフィルム換算で「約27.5~84mm」とのことです。
# 約1.5倍ですが、ちょうど1.5倍ではないみたいです。
この程度の焦点距離にもかかわらず、
明るさがF3.5~5.6というのは、わりと暗い、
(ただでさえ長い露出時間がさらに長くかかりそうな)
天体写真にはあまり向かないレンズかもしれませんが、
別売りで買えば2万数千円かかります。
これが「カメラボディのみ」を買う場合との
僅かな価格差で付いて来るのですから、そっちにしました。
まぁ、少なくとも、たまに一般用途で使う分には、
K200Dとの相性は良さそうですし。
# 記事冒頭の写真は、このレンズとその付属のフードを
# K200Dに装着して撮影しています。


と、ここまでは、K200D購入までのいきさつ、
つうか、こんな時期に買ったことについての言い訳。


で、ここからは、K200Dについて気になったこと。


第1に、モニターにライブビュー機能がないこと。
ま、これはカタログなどにも書いてあって、
こっちは百も承知。
ただ、K200Dの欠点を指摘する時には、
これを最初にあげるべきなのは「お約束」ってやつです。

「銀塩フィルムの頃には、そんなもんなかった」と
言えば、それまでのこと。でもピントの微調節とかには、
ライブビューがあった方が良さそう。

ただ、PENTAXの一眼デジカメのライブビューは、
といっても、少なくともK-7発売までは
「K20Dのライブビューは」ってことなんだけど、
天体写真の分野ではあまり良い評判を聞きません。
ですので、ま、最初から付いてない方が、
期待を裏切られずに済む、と言えなくもないか。
まぁ、これは「負け惜しみ」ですけど。


第2に、ケーブルスイッチ端子のふた。

天体写真でケーブルスイッチが重要なのは前述のとおり。
で、天体写真を撮るために、
ケーブルスイッチの端子のふたを開けると、

K200Dのケーブルスイッチ端子

他の端子も露出してしまいます。
# あ、クリックしても拡大表示しません。
# 撮影機材は、これも前述のOptio S55です。


ふたを開けると、一番上がケーブルスイッチの端子で、
次がPCやプリンタに接続するときのUSB端子、
一番下がACアダプタにつなぐ場合の端子です。
# 写真では、ケーブルスイッチを接続していますので、
# 他の端子はわかりにくいかもしれません。

夜間に外で天体写真を撮ってると
カメラに夜露がつくこともあります。特に冬の夜は。
# だから、K200DやLXの防滴ボディは
# 単なる「質感」以上の魅力なわけです。

でも、ケーブルスイッチを付けるために、
ケーブルスイッチ端子のふたを開けると、
USB端子とACアダプタ接続端子が
露出してしまうわけです。

これでは、せっかくの防滴が・・・。


第3に、添付のPC用ソフト。

4年前に買ったコンパクトデジカメ
PENTAX Optio S55 には、
ACDSee for PENTAX2.0」というソフトが付属していました。
でもこれ Windows Vista では使えないんですね。
# 上の行のリンクをクリックすると、
# まずVista 64bit版の対応表が出ますが、
# タブをクリックすれば32bit版の表が出ます。

しかもそれは、動作保証がない、ということだけではなく、
私が実際にこのソフトをVistaから起動しようとしても
起動できなかった、ということです。

もっと新しいコンデジには、Vistaにも対応した
「ACDSee for PENTAX3.0」が付いてるそうですが、
そいつもK200Dに付けてほしかったですね。
# ちょっと古いコンデジだと、「ACDSee for PENTAX3.0」が
# 付いては来ないけど、ここから無料DLできるらしい。
# でも、もっと古いOptio S55は無料DL対象外。

K200DではRAWを扱う必要もあるから
「PENTAX PHOTO Browser 3」と
「PENTAX PHOTO Laboratory 3」を
付けるのはいいとしても、
それと別に「ACDSee for PENTAX3.0」も。

「ACDSee for PENTAX2.0」が
Windows Vistaでは使えないので、
私はVistaでデジカメJPEG画像を扱うときは、
「JTrim」という(割と有名な?)オンラインソフトを
使うことが多いです。
が、惜しむらくは、JTrimは「明るさ/コントラストの調整」と
「ガンマ値の補正」が別々にしかできません。
# 私くらいの貧弱な装備での天体写真では、
# その辺は結構無理をすることが多いので、
# 明るさ(輝度)とコントラストとガンマ値の3つは
# プレビュー画面を見ながら少しずつ微調整して
# 3つの最適値を把握してから、
# いっぺんに画像修正できると助かるんです。

あと、「ACDSee for PENTAX2.0」は
PCに取り込んだデジカメ写真の中から
どれを加工してサイトにUPするか選ぶ時に、
マウスのホイールをまわすだけで
別の画像の(ウィンドウのサイズに合わせた)表示に
切り替わるので、
各フォルダの写真全体を把握する上で便利でしたね。
# JTrimだといちいち「ファイルを開く」をクリックして、
# 開くファイルを選択して、さらに
# 表示サイズをウィンドウに合わせる操作が必要。
あと、JTrimはEXIFメタデータを表示しませんね。

まぁ、私の場合は、メインの自作PCが
VistaとXPのデュアルブートなので、
いざとなったらXPで再起動して
「ACDSee for PENTAX2.0」を使えばすむのですけどね。

この点、K200Dに付いてたソフトのうち
まず「PENTAX PHOTO Browser 3」は
「サムネイルを表示するソフト」という性格が強すぎます。
# 天体写真だと、サムネイルでは何の写真だか
# わかりにくい場合が多いのです。特に星野写真は。
しかもソフト立ち上げと表示フォルダの移動に
結構時間がかかるし。

あと「PENTAX PHOTO Laboratory 3」は
既定の画像仕上オプション(「人物」とか「夜景」とか)の
中から処理を選択するソフト、という印象です。
# あと、ヒストグラム等を見ながら
# いろいろ操作したりとか。

どちらも、操作と機能を十分把握できてない時点での
印象にすぎませんが。

でもやっぱり、PENTAXの近時のコンパクトデジカメに
付属している「ACDSee for PENTAX3.0」を、
K200Dにも付けてくれると、JPEGの扱いに関しては
本当に楽できるのですが。
# あと、Optioで撮った画像の取り込みとリネームの時も。


今までの3点に比べると、細かくなりますが、
第4に、SDカードのスロットのふた。

私くらい手の指が太いと、
ふたの内側の防水用?のゴムが爪に当たって
SDカードの出し入れがしづらいかもしれません。
# 防滴構造の代償ってか?


撮影してからの感想については、
実際に撮影した写真をUPするようになってから
ぼちぼち書くかもしれません。

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