今日の早朝、すばる食がありました。
「すばる(昴)」というのは、M45(プレアデス星団)の
日本での古くからの俗称です。
月が地球の周りをまわるときに、
このM45の手前を通過して、M45が月にかくれる現象が
「すばる食」です。
上の写真は、すばる食が終わった後の、月とすばる です。
サムネイル画像をクリックすると、
元のサイズ(640×480)で表示されます(約12KB)。
この日撮影した写真のうち、月とすばるの位置関係の
変化がわかりやすいものを以下に3枚ほど載せておきます。
午前01時50分
写真をクリックすると、320×240にリサイズする前の画像
(1955×1466)が表示されます(約217KB)。
#ブラウザのウィンドウのサイズに合わせて
#縮小表示される場合もあります。
薄雲がかかっていて、細かいところは見づらいですが、
下の2枚と比べて、M45の星々と月の位置関係が
異なることはわかると思います。
#月の右側に写っている4つの星、特にその中で最も
#月に近い所に写っている「おうし座η星」を基準に見ると
#わかりやすいかと思います。
『天文年鑑 2009』(誠文堂新光社)55頁掲載の予報によると、
東京では、この写真の後の午前1時52.9分に
おうし座27番星が月のかげから出現したそうです。
#次の写真でη星と月の間に写っている2つの星のうち
#暗い方の星が27番星です。
午前02時07分
この写真は、50mm標準レンズにHFフィルターをつけて
撮影したものをトリミングしたものです。
全体的に青っぽくなっているのはHFフィルターの影響です。
#「HFフィルター」というのは、十数年前にケンコーから
#販売されていた、光害対策フィルターです。
この写真も、クリックすると320×240にリサイズする前の
画像(440×330)が表示されます(約14KB)が、
リサイズ前にかなりトリミングしているので、
見え方は大して変わらないかもしれません。
午前03時06分
この記事の冒頭の写真と同じものです。
#640×480の写真をブラウザ上では320×240で表示しています。
写真をクリックすると、640×480にリサイズする前の画像
(1955×1466)が表示されます(約157KB)。
#ブラウザのウィンドウのサイズに合わせて
#縮小表示される場合もあります。
これらの写真では、露出時間をスバルの星々に合わせたために
月については露出オーバーになっています。
そのため、月の様子がよくわかりませんね。
ですから(?)、月の写真も撮影しておきました。
撮影時刻は午前02時32分です。
前回の新月が8月20日19時02分ですので、
月齢は21.3です。
サムネイル画像をクリックすると、
元の画像(640×480)が表示されます(約12KB)。
さらに、こちらをクリックすると、
640×480にリサイズする前の画像
(1660×1245)が表示されます(約68KB)。
#ブラウザのウィンドウのサイズに合わせて
#縮小表示される場合もあります。
月の著名な地形のいくつかがわかると思います。
下(南)の方の欠け際のクレーターがわかりやすいでしょう。
今回の写真の主要データも記録しておきます。
4枚共通・・・
撮影地:都内某所、カメラ:PENTAX K200D、撮影モード:マニュアル
三脚(メーカー不明)による固定撮影
午前01時50分の写真(月が薄雲にかかった写真)・・・
レンズ:100-300mmズームレンズの300mm(絞りF5.6)、
フィルター不使用、露出設定:0.3秒、感度設定:100
午前02時07分の写真(HFフィルターで青っぽく写った写真)・・・
レンズ:50mm F1.4 → 絞り F2、フィルター:HFフィルター、
露出時間:1秒、感度設定:800
午前02時32分の写真(月の模様の写真)・・・
レンズ:100-300mmズームレンズの300mm(絞りF5.6)に
トキナーダブラーを使用(→実質600mm F11.2)、
フィルター不使用、露出設定:1/8秒、感度設定:100
午前03時06分の写真(この記事の冒頭の写真)・・・
レンズ:100-300mmズームレンズの300mm(絞りF5.6)、
フィルター不使用、露出設定:4秒、感度設定:100
といった感じです。
但し、K200DはCCDがAPS-Cサイズなので、画角としては、
約1.5倍の焦点距離のレンズを35mm銀塩フィルムカメラで
使った場合と同じになります。
まぁ、 ここではトリミングしてるんで、あまり関係ないですけど。
#感度と露出も、星々が見えやすいように
#PCソフトで明るさ・コントラスト・ガンマ値を
#いじってますので、参考程度に。
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