報道によると、日本銀行の次期総裁に
田波耕治国際協力銀行総裁を充てる政府案が
参議院で否決されたそうです。
福井俊彦日銀総裁の任期が今日で満了となるため、
日銀総裁が空席になることが確定したとのことです。
そこで、12日に副総裁就任が決まっていた白川方明氏が、
明日以降、総裁の職務を代行する方向とのことです。
なお、西村清彦日銀審議委員を日銀副総裁に
起用する案は、衆参両議院で可決されたそうです。
NIKKEI NETの該当記事の、ウェブ魚拓による
キャッシュはこちらです。
また、今回の日銀総裁空席に至る節目における、
NIKKEI NETの関連記事のウェブ魚拓によるキャッシュも、
以下にリンクします。
まず、7日に政府が、武藤敏郎副総裁を総裁に昇格させ、
副総裁には白川方明京大教授(元日銀理事)と
伊藤隆敏東大教授とを起用するという人事案を、
衆参両院の議院運営委員会に提示した時の記事の
キャッシュはこちらです。
次に、12日に参議院で、
武藤敏郎総裁案と伊藤隆敏副総裁案とが、
否決された時の記事のキャッシュはこちらです。
#このとき、白川方明副総裁案は可決されています。
各種報道によると、武藤氏も田波氏も、
元大蔵次官(田波氏)ないし元財務次官(武藤氏)と
いうだけの理由で、民主党が反対したみたいです。
どうも、民主党には、官僚(及び官僚OB)を叩けば
日本が良くなるとでも思ってる人が多いみたいで、
そういう一面には、少なからず違和感を感じます。
#いわゆる「天下り」に対する感覚的な批判も含めて。
さっき、『米、再び連続利下げ。』でも書きましたが、
アメリカではどんどん政策金利が引き下げられています。
これに対して、日本では利下げ余地がないに等しいので、
日銀にできることはあまりないのかもしれません。
しかし、だからといって、日銀総裁が空席でもいいと
いうわけにはいかないでしょう。
日銀総裁が空席になること、それ自体による
経済への心理的な影響も考慮に入れるべきです。
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