アメリカで1月に2度の利下げがなされたことは、
以前に『米FRB、相次いで利下げ』で書いたとおりです。
さらにアメリカでは、今月にも、16日と18日とに
連続利下げが実施されたそうです。
まず、16日に、米連邦準備理事会(FRB)が公定歩合を
0.25%引き下げ年3.25%にすることを決めた時の、
NIKKEI NETの該当記事のウェブ魚拓による
キャッシュはこちらです。
#但し、この時には、最重要の政策金利とされる
#フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標については、
#年3%で据え置かれたようです。
さらに、18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で
FRBが、FF金利の誘導目標を0.75%引き下げ、
年2.25%とすることを決定し、即日実施した時の、
NIKKEI NETの該当記事のウェブ魚拓による
キャッシュはこちらです。
#こちらの記事には書いてありませんが、
#この時、公定歩合も0.75%引き下げられ、
#年2.5%になったようです。
アメリカでは、2004年6月から2006年6月にかけて、
金利を上げられる時に上げておいたので、
いざ金利を下げるべき状況になったら、
随分と大胆な利下げができます。
これに対して日本では、昨年1月に
『日銀、政策金利の引き上げを見送る。』で
書いたことと重複しますが、
ゼロ金利政策の解除が異様に遅れ、
その後の利上げにも諸般の事情から
過度に慎重になりました。
おかげで、今回のサブプライム問題に際しても、
政策金利を下げる余地がありません。
#現状の年0.5%という政策金利の水準が、
#「通常の低金利政策」の中での最低限の金利
#であるというのは、昨年2月に
#『政策金利の引き上げ』で書いたとおりです。
やっぱり、利上げが出来る時には、「上げ潮」とか
言って目先の景気のことだけ考えるのではなく、
しっかり利上げしておかないと...。
今となっては、後の祭りなのかもしれませんが。
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