本日未明、千葉県野島崎の南方の太平洋上において、
イージス護衛艦あたご(DDG-177)が、漁船「清徳丸」に衝突。
漁船は沈没した模様とのことです。
MSN産経ニュースの該当記事へのリンクを張ります。
ウェブ魚拓によるキャッシュはこちらです。
昨年6月のイージス艦中枢情報流出事件
(以前に『F22A禁輸継続』の末尾でちょっと言及)も含めて、
自衛隊の不祥事が相次いでいるけど、
まさか日本の漁船を沈めるとはね。
なお、海上自衛隊のイージス艦というと、こんごう型の
4隻(こんごう、きりしま、みょうこう、ちょうかい)の
印象が強いのですが、
この「あたご」はこんごう型の次の、
あたご型の1番艦らしいです。
#2番艦の予定名は「あしがら」とのこと。
#今のところ、あたご型は2隻だけの予定みたいです。
実は、「あたご」という艦名も、
護衛艦としては初めて聞く名だったので、
いろいろなサイトを調べてみました。
#実は、昨年3月就役とのこと。
まだ、あたご型に対応してないサイトもある中で、
「The Naval Data Base」というサイトにある
『近代世界艦船事典』の「Atago. 愛宕.あたご.」の項目に、
次のような記述がありました。
>本艦の命名に当たっては、部内応募により
>旧日本海軍を代表する艦名が
>候補に挙がったと言われるが、
>それが何であったかは公表されていない.
「旧日本海軍を代表する艦名」ですか。
日本海海戦(日露戦争)の時の連合艦隊旗艦
三笠にちなんで「みかさ」とか?
連合艦隊旗艦としての在任期間が最も長かった
戦艦長門にちなんで「ながと」も、
「旧日本海軍を代表する艦名」と言えなくもないなぁ。
太平洋戦争(というとアメリカだけと戦ったかのような
語感がしてちょっと抵抗があるので、私は「大東亜戦争」と
呼ぶこともあるが...)の戦艦12隻の中で唯一、終戦まで
まがりなりにも残存していた強運のふねでもあるし。
#終戦時には中破で航行不能だったとも聞くけど。
でも、知名度でいえば、やっぱり...。
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