昨年12月に『熊本市で冬日』に
書いたことの続報になるかもしれませんが、
今朝の熊本市の最低気温は-4.0度だったそうです。
東京あたりには、「熊本→九州→暖かい」という
ステレオタイプ(ステロタイプ、stereotype)な見方しか
できない人も少なからずいらっしゃるようですが、
熊本の冬の朝は、東京よりは寒いですよ。
#そりゃぁまぁ、マイナス2桁なんて地域と比べると、
#山間部はともかく熊本市なんて、暖かいでしょうが。
しかも、熊本県内では暖かい地域とされる
天草市牛深でさえも、今朝の最低気温は
氷点下0.1度だったそうです。
RKK(熊本放送)のサイトの関連記事はこちらです。
ウェブ魚拓によるキャッシュはこちらです。
こちらの記事によると、
>ただ、熊本市の-4℃、
>そんなに珍しいことではありません。
>盆地で内陸性気候の熊本市は、冷え込みやすく、
>-4℃以下まで気温が下がるのは、
>ほぼ毎年のこと!!
だそうです。
地図とかでは、熊本市は有明海に面しているので、
よその地域の方には、なかなかわかって
もらえないのですが、たぶん、
有明海は遠浅なので、面積の割りに水の体積が小さく、
気象上は「海」としての機能を果たしていないのでは、
と私は思います。
その意味で、この
>盆地で内陸性気候の熊本市
という表現には、共感を覚えます。
ただ、「内陸性気候」というと、長野・山梨みたいな
雨の少ない気候を連想する人も多いかもしれません。
で、私などは、気温変動は内陸性なのに雨が多い
熊本市の気候については、「内陸性湿潤気候」などと
呼んでいますが、多分これは私の造語でしょう。
これについては、「二十四節気シリーズ」の中の、
『立冬、秋真っ盛り。』に
もう少し詳しく書いています。
なお、14日の朝の熊本市の最低気温は、
氷点下3.7度だったそうです。
RKKのサイトの該当記事へのリンクを張ります。
ウェブ魚拓によるキャッシュはこちらです。
この記事によると、この日の阿蘇山上の最低気温は、
-10.2℃だったそうです。
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