今日は海の日。
つまり、今日は司法試験(旧司法試験)の
論文試験の第2日目です。
写真は、昨日(論文試験1日目)の朝の、
東京での論文試験会場である
東京大学駒場キャンパス(駒場 I キャンパス)の
正門前の光景です。
サムネイルをクリックすると、元の大きさ(640×480)で
表示されます(約239KB)。
東京での論文試験会場は、
一昨年まで早大本部キャンパスだったのですが、
昨年から東大駒場キャンパスになりました。
それにしても、択一試験と違って、随分と閑散としています。
3年位前なら、論文会場ももっと賑やかだったのですが、
近年では、「法曹増員」のために、
旧司法試験の最終合格者数が大幅に削減されており、
これに伴い、択一合格者数も減らされています。
というわけで、論文試験会場がこれだけ閑散としています。
# しかも、会場前でパンフを配る予備校職員まで減ってる。
なお、「法曹増員のために合格者数大幅削減」というと、
奇異に映るかと思いますので補足しときます。
弁護士が足りないという人が世間には多いらしくて、
法曹増員ということになりました。
法曹増員と司法研修所の予算抑制とを両立させるために、
今まで司法研修所でやってた法曹養成教育の一部が
ロースクールに「丸投げ」(良く言えば「民間委託」)
されることとなりました。
そこで、ロースクール修了者以外には
原則として受験資格を認めない
「新司法試験」と称する試験が中心になりました。
で、これにともない、ほとんど誰でも受験できる、
今までの旧司法試験は大幅に縮小されました。
# 「誰でも」といっても、1次試験免除対象者は、
# 日本国内に数千万人しかいないと思いますが。
なお、旧司法試験は来年までで実質的に廃止されます。
# 厳密には、来年の論文に合格して口述で落ちた人の、
# 口述の追試?のみ、再来年に実施されます。
・・・ということです。
新司法試験に対する私の個人的見解は、
一昨年秋に書いた「来年以降の司試合格者数」など
随所に書いてありますので、そちらを参照してください。
# ちなみに、私は、
# 「ロースクールでの修学に耐えうる資力を有しない者には、
# 原則として受験資格を認めない」
# という新司法試験の財力制限(!)を満たしておらず、
# 新司法試験の受験資格がありません。
# 旧試験なら1次試験は免除で、
# 2次試験の択一試験からの受験なのにね。
とはいえ、これでも「択一合格発表(2009)」でも書いたように
思ったよりは択一合格者が多かったのです。
#択一発表前の個人的予想の2倍くらい。
写真は省きますが、試験開始前の入室時刻の前後の
当該校舎の周辺には、そこそこ多くの人がいました。
う~ん、でもやっぱり、
好天で屋外ベンチも使えることもあり、
3年前の雨の日の論文試験の、
「奴隷船」とも揶揄された、あの圧迫感とは
雲泥の差があったのではないでしょうか。
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