村瀬 泰一 どっとこむ

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2009年7月31日 23:43における投稿のページです。

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二の丑

今日は、この夏で2回目の「土用の丑の日」です。

しかし、「二の酉」やあるまいし、
「二の丑」なんて言わねぇだろう、と思っていたら、
都内某所の「オリジン弁当」の前を通ったときに
こういうものを見つけてしまいました。

二の丑

で、さっそく携帯電話のカメラで撮影したのが
上の写真です。
#ちなみに、クリックしても拡大表示しません。

それにしても、ほんとに「二の丑」って言うんですね。

で、今夜は吉例?にならい、うどんを食べました。
うどん(2009.07.31)
#これも、クリックしても拡大表示しません。

なぜ、「うどん」なのかは、12日前の
うのつくながいもの』を参照してください。
ちなみに今回は、「マルちゃん 赤いきつね うどん」
バーコードの下の数字は「4901990522731」でした。


それはそうと、この機会に「二の丑」の補足説明。

ほんとは「土用」ってのは、春夏秋冬の年4回あります。
#ちなみに、私は、大学のサークルの友人らと、
#冬の土用の丑の日にうなぎを食べに行ったこともあります。
ですが、話がややこしくなるのを避けるために、
しばらくは夏の土用に限定して書いていきます。

いろんなサイト(主にWikipediaですが・・・)を
徘徊した感触としては、
夏の「土用」というのは、
まず暦(太陰暦)についての「平気法」という考え方では
「立秋の前18日間」をいいます。
これに対して、「定気法」という考え方では、
太陽黄経が117度に達した日が「土用の入りの日」で、
その日から立秋の前日までを「土用」というそうです。
この場合、土用が18日の場合と19日の場合と
あるそうです。
#「平気法」より「定気法」の方が新しい考え方で、
#日本では「天保暦」から定気法を採用したとか。
#つまり、今日におけるいわゆる「旧暦」も定気法です。

太陽黄経がいつ117度になるかは、
前年の2月に国立天文台が官報の中に発表する
「暦要項」の中に何故か書いてあります。
で、「暦要項」の内容は国立天文台のサイトの中にも
書いてあります。今年のはここです。
これによると、今年の夏の「土用の入り」の日
(というか時刻まで書いてあるので日時)は、
7月19日22時12分です。
太陽黄経が135度になる「立秋」の日時は
8月7日18時01分です。
つまり、今年の夏の土用は、
「定気法」では7月19日から8月6日までの
19日間になります。
#なお、Wikipedia情報ですが、「平気法」の考え方では、
#今年の立秋の日時は8月7日03時38分になるそうです。
#ですので、平気法では今夏の土用は
#7月20日から8月6日までの18日間ということに
#なるのでしょう。
#つまり、この場合、今年の7月19日
#「土用の丑の日」ではなかったことになります。

ま、要は「土用」が18日~19日あって、
「十二支」の12日間より長いわけです。
でも、12の2倍の24日間よりは短いので
十二支を2周するには足りません。

そこで、夏の「土用」の期間中に「丑の日」が
1回しかない年と2回ある年が出てくるわけです。

で、(少なくとも「定気法」では)
今年の夏は「土用の丑の日」が2回あったというわけです。
これが「二の丑」ということです。
#ちなみに来年は夏の「土用の丑の日」は
#1回しかないらしいです。7月26日。


ここまでは、夏の土用に限定して書きましたが、
春・秋・冬の土用についても同様にして、
平気法では、立夏・立冬・立春の前の18日間が土用です。
定気法の土用の入りの日は、太陽黄経が
春は27度、秋は207度、冬は297度に達した日で、
それぞれ、立夏・立冬・立春の前日までが土用になります。

そういえば、「土用」の説明がまだでしたね。
「土用」というのは古くからある「五行思想」に基づく
季節の分類における、春夏秋冬の各季節の終わり
あるいは季節の変わり目のことで、土用の間は、
動土・穴掘り等の土を犯す作業や殺生が忌まれた
そうです。


なお、「暦要項」については、このサイトでも
暦要項2010
暦要項2009
来年のことを言うと鬼が笑う
と度々取り上げていますので、その辺も参考にして下さい。

「立秋」については、、「二十四節気シリーズ」の中の
秋分にて。』で書いたことや、
春分。いよいよ春です。』で春分について書いたことなども
参考にして下さい。

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